取り組み

 

私たちがなぜ環良草を栽培し、販売するのか、環良草について、私たちの取り組みについてポイントをお話します。

@い業を残したい。
  い業の ” い ” は、い草の ” い ” 。い業とは聞きなれない言葉かもしれません。
私たちはい業に携わるので当然のことですが、い草を広めることでお客様に喜んでいただきたいと思っています。しかし、現状は畳の部屋が年々減っていき、畳替え・裏返しなどという言葉自体を聞いたことがない人も増えてきました。このままでは、畳が忘れ去られ、世の中からなくなってしまうかもしれません。平安時代から日本人が培ってきた畳の文化をこれからの世の中にも残したい。なぜなら、い草は日本人の生活からは気っても切り離せないものだからです。畳の上でごろんと寝転ぶとなんだかほっとしますよね。それは日本人に共通の感覚だと思います。また、い草には近年問題となっているシックハウス症候群の原因の一つであるホルムアルデヒドや二酸化炭素の吸着効果、湿度を調節する機能などがあることが分かってきました。そんな素晴らしい、い草、畳、い業をこれからも残したいと思っています。

A農家さんに喜んでもらう。
  畳の需要が減るということは、畳屋さんが減り、い草農家さんが減っていくということです。畳の部屋を見てその後ろに農家さんの努力があることまで考える人はほとんどいらっしゃらないと思いますが、畳は農家さんがいなければ作ることができません。日本では最盛期には約12,300丁のい草が生産されていました。しかし、現在は約1,100丁程度。国産のい草を使った畳は、全体の約1割と言われています。畳の需要自体の減少と、海外産の安価な畳表に押され、国産の畳は年々減少傾向にあります。農家さんがい草を作らなくなると、い草栽培に必要な機械や織機がなくなり、さらにい草を作りにくくなるという悪循環に陥ってしまうのです。私たちは、農家さんが、是非い草を作りたいと思ってくれるよう畳の需要を増やしていかねばなりません。

B自然の循環・生物を呼ぶ
  今までは大量生産・大量消費の時代でしたが、これからは地球のことを考え、持続可能な開発をすることが必要です。私たちにできることは、い草の栽培を通じ、自然本来の循環サイクルを取り戻すことです。これまでい草栽培は、できるだけ長いい草を作るために、科学的な窒素肥料を多く使用してきました。しかし私たちは、できる限り窒素肥料を減らし、自然のリン酸を多く含んだ有機質の多い土に切り替え栽培を始めました。これが環良草です。土にこだわり育てることで、い草だけでなく、周りの自然環境を改善し、畑により多くの生物を呼び込み、より良い循環サイクルを大きく回していきたいと考えています。

C消費者の方々にもっときれいな空気を提供する。
  土にこだわり丁寧に健康に育った環良草は、座り心地や耐久性も他のい草とは異なる丈夫ない草です。私たちが自信を持っておすすめできる環良草。この環良草を 1 人でも多くのお客様に使っていただき、実際に体感していただければと思います。環良草は、空気を浄化する作用や、二酸化炭素を吸着する作用があります。環良草の畳で今よりもっときれいな空気を提供し、お客様に喜んでいただきたいと考えています。


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